
イギリスの近衛兵の帽子って
重さはどのくらい?
今回、エリザペス女王の国葬に際し、色々な場面でも登場した近衛兵。
真っ赤な軍服に真っ黒な大きな帽子が際立って、遠くから見てもイギリスの近衛兵だってわかりますね。
あのイギリス近衛兵の帽子はベアスキン(Bearskin)と呼ばれています。

気になる重さは665gで、
高さは45cmもあります。
結構な重さと高さですよね。
鍛えていない私なら首がどうにかなりそう…笑
さすがの近衛兵も、時には倒れてしまうこともあるそうですが倒れた時ですら直立不動(直立じゃないけど…)だそうで、それも話題になっています。
今回は、イギリスの近衛兵の帽子についてのあれこれ調査しました♪
イギリスの近衛兵の帽子が何故あんなに大きいのか
イギリスの近衛兵の帽子が何故あんなに大きいのかについては、なんとあのナポレオンとの戦いの時に起源します。
簡単に言うと、大きく見せるための策だったようですよ。

実際には、その当時はイギリス軍だけでなくナポレオン率いる帝国軍の兵隊も大きな帽子をかぶって敵を威嚇したとのこと。
でも、あれってなんか動きにくそうですよね。
攻めるために行進する時にかぶり、実際に戦う時には脱いでいたのでしょうか?
ベアスキン
イギリス近衛兵の帽子の名前はベアスキン。
その名の通り、熊の毛皮で出来ています。
動物愛護の意味からも代替品も検討されたそうですが、耐久性の問題からもそのまま使い続けられているそうです。
イギリス近衛兵の帽子の毛皮は、カナダ産でカナダ政府が管理する団体から入手しているのだそうです。
あの帽子は、1つ、約10万円前後だそうです。
直立不動で警備
イギリスの近衛兵というと、バッキンガム宮殿などの前で直立不動で警備していることで有名です。
彼らはイギリス陸軍近衛師団 (Guards Division) の兵士です。
また、近衛兵の交代もその時間に合わせてわざわざ見に行く人もいるくらい人気です。

ゲームのキャラクターとして使われていることもあるし、テーマパークに慣れている最近の人達からすると、パッと見、全然動かないし置物とかオブジェのように勘違いしている人もいます。
観光地のマスコット的な感じに勘違いしている人達も多いようで、時々、無理やり笑わせてみたとかいうユーチューバーの企画もあるようです。
また、近衛兵もそうですが、近くに待機している馬もどちらも警備中、勤務中の身。
それなのに一緒に写真撮ったり触ったりする人もいて時々問題になりますね。
問題になるというか、先日聞いた話では、近衛兵の近くにいた馬と一緒に写真を撮ろうとしたところまでは我慢していたけど、その馬の手綱に女性が触ろうとしたので、近衛兵に叱られたとか…
それで、その様子を撮影していたその女性の夫がその様子をユーチューブにアップし、もう二度と来るものかとか言ってたそうです。
でも、それを見た人達は、その夫婦の行動自体良くないので近衛兵に応援メッセージをあげるコメントで溢れたそうです。
勤務中の近衛兵と馬にちょっかいを出した…というレベルの話ではなく、その馬の手綱をもしも女性が引っ張ったりしたら馬はパニックになったり事故が起きる危険があるからだそうです。

近衛兵は勤務中のため、近くで一緒に写真を撮ったりくらいは我慢しているようですが、くれぐれも触るとか何かいたずらをしかけるのは止めましょう!
イギリスの近衛兵の制服の色
イギリス近衛兵は黒く大きな帽子だけでなく、真っ赤な制服も目立ちますよね。
あの赤い色は、1645年に決まったようです。
その後1856年からほとんど制服のデザインも変更なしだそうです。
任務は、君主を守ること!

これからはチャールズ国王のために働くことになりますね。