私の実家はリンゴ農家で、子供の時のおやつというとりんご!
そして
南部せんべいでした。
南部せんべいって小麦粉と塩、そして水を混ぜたものを焼いて作ります。
めちゃくちゃ素朴な味です。
子供の頃は、せいぜいゴマが入ったのがあったくらいでした。
最近は、ピーナッツの入った南部せんべいとか、クッキーっぽい南部せんべいも人気ですね♪
南部せんべいのピーナッツ入りとかの食べ方ならコーヒーや紅茶と共にシンプルに食べるのが一番。
今回は素朴な昔ながらの南部せんべいの美味しい食べ方についてお話します。
南部せんべいでお赤飯をはさむ
私は、素朴な味の南部せんべいをそのまま食べるのも好きです。たまに、醤油とかソースを塗って、軽く火であぶって食べたりもします。
そんな私がイチオシの食べ方は、
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お赤飯を挟む食べ方です♪
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お赤飯を挟むくらいですから、何かお祝い事があった時にお赤飯を炊き、そのついでに南部せんべいでサンドイッチ状に上下をはさむんです。
お赤飯は軽くお塩やゴマを振ると更に美味しいです。
我が家では母親が作ってくれて、とっても楽しみでしたが、近所の家でもお赤飯をはさんで食べていたかは近所の人やお友達に聞いたことが無いのでわからないです。
それだけ、当たり前の食べ方だと思ってました。
結婚して夫と青森に帰省した時、自宅に戻る時にお弁当としてわざわざお赤飯を炊いて南部せんべいではさんで持たせてくれます。
夫も息子たちも私と同じく、この南部せんべいの食べ方は好きです♪
私も、たまにお赤飯を炊いてはさみます。どちらかというと、実家から南部せんべいが送られてきた時にわざわざお赤飯を炊くくらいです。
最近は、近所のスーパーでも南部せんべいを見かけるようになりました♪
南部せんべいのことを書いていたら、また久々にお赤飯を挟んで食べたくなりました。笑
せんべい汁
B級グルメ大会とかでも確か南部せんべいを使ったせんべい汁は上位になりましたよね♪
せんべい汁は、私も大好き♪
お醤油をベースにして、野菜や鶏肉とかを入れて汁の中に南部せんべいを軽く割りながら入れて煮込みます。
地元では、「ひっつみ」と呼んでいましたが、全国的には「すいとん」という呼び方のレシピがありますよね。
ひっつみとかすいとんの場合は、小麦粉を水で練ってまとめたものを一口大に手でちぎりながら鍋に入れていきます。
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このひっつみもよく食べていましたが、このひっつみの小麦粉を練って…とかって地味に大変ですから、それを同じ材料で作られている南部せんべいで代用したのが始まりなのでは?
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と、私は考えています。
試しに作ってみたら美味しかったし、南部せんべいはたいていの家に常備しているし南部せんべいを使ったせんべい汁は気軽に作れますからね♪
それで広まったんじゃないでしょうか。
最近は、より食べごたえがあるように、せんべい汁専用の南部せんべいも売られています。
お盆の送り火であぶる
南部せんべいの食べ方のひとつに、何もついてないシンプルな南部せんべいに醤油やソースを塗りながら焼き網で焼くという方法があります。
基本は、小麦粉と塩と水ですから、色々な味に合いますね♪
そして地元で欠かせない食べ方として、、
これは年に一度ですが、お盆(青森の場合は旧盆で8月13日から16日です)の最終日、8月16日の食べ方です。
お盆の期間中は、毎日お寺にお墓参りに行きます。
そして最終日のお墓参りが終わったら、帰宅して玄関前で送り火を焚きます。
この送り火自体も子供の頃から好きだったんですが、この送り火に南部せんべいを当てて炙ります。
炙るというより、送り火の煙をあてて黒くすすをつけるというのが正しい表現です。
この黒くなった南部せんべいを食べると、ちょっとすすをつけただけなのに、妙に美味しく感じたものです。
これも特別な日の食べ方だったからかもしれません。
良かったら、今度スーパーで南部せんべいをみかけたら、
- お赤飯をはさんだり
- せんべい汁にしたり
- 醤油やソース、また火にあぶったり
こんな感じでアレンジして素朴な南部せんべいの味のバリエーションを楽しんでみてくださいね♪