赤ちゃんの安全な遊び場として人気のプレイマットとジョイントマット。
どちらがうちの子に合っているのか、迷う方も多いのではないでしょうか?

本記事では、それぞれの違いやメリット・デメリット、安全性やお手入れのしやすさまでをわかりやすく解説します。
マット選びに悩むママ・パパが安心して選べるよう、選び方のポイントも紹介しています。
プレイマットとジョイントマットの基本情報
プレイマットとは?
プレイマットとは、赤ちゃんが寝転んだり、ハイハイしたりするスペースに敷くマットのことです。
クッション性が高く、万が一転んでも衝撃を和らげてくれるのが特徴です。
1枚タイプのものが多く、動物柄やカラフルなデザインなど、視覚的に楽しいものが豊富にあります。
赤ちゃんの遊び場としても、ママの家事中に安心して見守れるスペースとしても活用できます。
ジョイントマットとは?
ジョイントマットは、パズルのように複数枚を組み合わせて使うマットです。
サイズや形状を自由に調整できるのが魅力で、部屋の広さや用途に合わせてアレンジしやすいのがポイント。
EVA樹脂などの柔らかい素材で出来ており、衝撃吸収力もあります。

必要な場所だけに敷けるため、引っ越しや模様替えの多い家庭にも便利です。
両者の共通点と違い
どちらも赤ちゃんの安全な遊び場を確保するために使われるアイテムで、床の硬さや冷たさを和らげてくれる点では共通しています。
大きな違いは、形状と使い勝手です。
プレイマットは1枚ものが多く、設置や片付けが簡単なのが魅力。一方、ジョイントマットは自分でカスタマイズできる柔軟性があり、必要なスペースに合わせて形やサイズを調整できます。
それぞれに良さがあるため、目的や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
プレイマットのメリットとデメリット
クッション性と安全性の確保
プレイマットの最大のメリットは、しっかりとしたクッション性にあります。
厚みのある素材を使用しているため、赤ちゃんが転んでも衝撃をやわらげてくれます。
特に寝返りやハイハイを始めたばかりの時期は、頭を打つ心配があるので、プレイマットがあると安心です。
また、滑りにくい素材が使われていることも多く、安全面にも配慮されています。
ただし、大判タイプが多いため、設置場所を選ぶことがデメリットになる場合もあります。
おしゃれなデザインとインテリア
プレイマットは機能性だけでなく、見た目にもこだわったアイテムが増えています。
北欧風やナチュラルカラー、モノトーンなど、インテリアに馴染むデザインが豊富にあり、リビングに敷いても浮かないのが嬉しいポイントです。
おしゃれな空間を保ちつつ、赤ちゃんのスペースを確保したいという方に人気です。
ただし、デザイン性を重視するあまり厚みや素材が軽視されている商品もあるので、選ぶ際は注意が必要です。
プレイマットの手入れ方法
プレイマットは一体型のものが多く、掃除がしやすいのも魅力です。
表面が防水仕様になっているタイプであれば、汚れてもサッと拭くだけで清潔を保てます。

ミルクやおやつの食べこぼしもすぐに対処できるので、忙しいママにもぴったりです。
ただし、大きめサイズになると丸洗いが難しいこともあるため、拭き取りやすさや軽さも選ぶ際のチェックポイントになります。
ジョイントマットのメリットとデメリット
サイズとスペースの自由度
ジョイントマットの魅力は、何と言ってもレイアウトの自由度の高さです。
小さなパーツを組み合わせる仕様なので、必要なスペースに合わせてサイズ調整が可能です。

たとえば、家具の隙間に合わせてぴったり敷き詰めることもできますし、必要な部分だけに敷いて使うこともできます。
赤ちゃんの成長にあわせてマットを広げたり、逆に狭めたりできるのも便利なポイントです。
ただし、パーツが多い分、ズレや隙間が気になるケースもあるため、こまめなチェックが必要です。
防音と衝撃吸収の効果
ジョイントマットは素材にEVA樹脂やPE樹脂が使われており、クッション性と防音性に優れています。
赤ちゃんが遊ぶ音や走り回る音を軽減してくれるので、集合住宅や階下への配慮が必要な環境でも重宝されます。
さらに、転倒時の衝撃を吸収してくれる効果もあるため、安心して使えるのがポイント。
ただし、あまり薄手のものを選ぶと効果が十分でないこともあるので、厚みもしっかり確認するのが大切です。
ジョイントマットの掃除とメンテナンス
ジョイントマットは汚れた部分だけを取り外して洗える点が大きなメリットです。

おむつ替え中のトラブルや、飲み物のこぼれにも柔軟に対応できます。また、表面が防水加工されているものが多いため、日常の掃除もラクラク。
衛生面を保ちやすい反面、隙間にゴミが入りやすいというデメリットもあります。
定期的にマットを外して掃除するなど、少し手間をかけることで清潔を保つことができます。
安全性についての考慮
赤ちゃんにとってのリスク
赤ちゃんは思いがけない動きをすることが多く、大人が想像しないような事故が起こることもあります。
マットを選ぶ際には、素材の安全性や表面の滑りにくさ、有害物質が含まれていないかなどを確認することが大切です。
特に、赤ちゃんは何でも口に入れてしまう時期があるため、マットの素材にホルムアルデヒドやフタル酸などの有害物質が使われていないかはしっかりチェックしましょう。
転倒時の対策
赤ちゃんがハイハイやよちよち歩きを始めると、転倒は日常茶飯事になります。
そんなときに備えて、適度なクッション性があるマットを敷くことで頭や体を守ることができます。

特に、プレイマットやジョイントマットは床の硬さを軽減してくれるため、ケガのリスクを減らす効果が期待できます。
角が丸くなっているデザインや、滑り止め加工が施されているマットを選ぶことで、さらに安全性が高まります。
抗菌性の重要性
赤ちゃんが長時間過ごす場所だからこそ、抗菌性も見逃せないポイントです。
よだれや汗などでマットが不衛生になりがちなため、抗菌加工が施されているマットを選ぶことで清潔を保ちやすくなります。
また、防臭や防カビ機能があると、より安心して使うことができます。
とはいえ、抗菌加工だけに頼らず、こまめなお手入れや換気も大切です。
どちらを選ぶべきか?
生活スタイルに合わせた選び方
プレイマットとジョイントマット、それぞれに特長があるので、日々の暮らし方に合わせて選ぶことがポイントです。

たとえば、毎日家事や仕事で忙しく、設置や片付けを手軽に済ませたい方には、一体型のプレイマットが向いています。
逆に、家の中で模様替えが多かったり、赤ちゃんの成長に合わせて柔軟に対応したい方には、カスタマイズできるジョイントマットがおすすめです。
自分の生活動線や育児スタイルを思い浮かべながら選ぶのが失敗しないコツです。
部屋のサイズによる影響
部屋の広さによっても選ぶマットは変わってきます。
たとえば、広いリビングがある場合は、1枚で広範囲をカバーできるプレイマットが便利です。

一方、狭めの部屋や変則的な間取りの場合は、スペースに合わせて細かく調整できるジョイントマットが最適。
必要な部分だけに敷けるので、省スペースでも無駄がありません。
見た目だけでなく、実際の使い勝手をイメージしながら選びましょう。
使用目的別のおすすめマット
マットの使用目的に応じて、より適したタイプを選ぶのもポイントです。
赤ちゃんのプレイスペースやお昼寝用として使いたいなら、クッション性が高く見た目も可愛いプレイマットが◎。
一方、
音を立てずに遊ばせたい、家具の下に敷きたい、スペースを区切って使いたいといった目的がある場合には、ジョイントマットが便利です。
どちらか一方に決めるのではなく、用途に応じて使い分けるという選択肢もアリです。
サイズと厚みの選び方
赤ちゃんの成長に合ったサイズ
赤ちゃんの成長に応じて、マットのサイズも見直していくことが大切です。
新生児のころは寝かせておくだけのスペースで十分ですが、寝返りやハイハイが始まると、ある程度広さが必要になってきます。
遊びながら自由に動き回れるスペースを確保するためには、90cm×90cm以上のマットがおすすめです。

ジョイントマットなら成長に合わせて拡張できるので、長く使えるというメリットもあります。
快適な厚みの基準
厚みは安全性や快適さに直結するポイントです。
一般的には1cm~2cm程度の厚みがあると、転倒時の衝撃をやわらげつつ、しっかりと安定感もあります。
あまり厚すぎるとつまずきやすくなる場合があるため、ちょうど良い厚みを選ぶことが大切です。
また、床暖房の上に敷く場合は熱が伝わりやすい薄手のマットが適していることもあるため、使う環境に合わせて選びましょう。
収納や使い勝手も考慮
マットを使わないときにどう収納するかも、選ぶ際のポイントです。
プレイマットは折りたたみタイプやロール式が多く、使わないときにサッと片付けられるのが便利です。一方ジョイントマットはパーツごとに分解できるため、コンパクトに収納可能。
ただし、収納時にパーツがバラバラにならないよう、まとめて保管できる袋やケースがあると安心です。

毎日の出し入れがストレスにならないよう、使い勝手にも注目して選びましょう。
素材の選び方
EVAとコルクの特徴
マットの素材として代表的なのがEVA樹脂とコルクです。
EVA樹脂は柔らかくてクッション性があり、転倒時の衝撃をしっかり吸収してくれるのが魅力です。
また、防水性も高く、お手入れのしやすさも人気の理由。
一方、コルクは自然素材ならではのナチュラルな風合いが特徴で、肌ざわりも良好です。断熱性にも優れており、夏は涼しく冬は暖かいというメリットもあります。
ただし、水に弱い傾向があるため、使用環境に注意が必要です。
防水性と耐久性の比較
防水性で選ぶなら、EVA素材が優れています。

飲み物のこぼれやおむつ漏れにも強く、サッと拭くだけで清潔を保てるので、忙しい家庭にぴったり。
一方、コルクは吸水性があるため、こまめなお手入れが必要ですが、その分通気性がありムレにくいのがメリットです。
耐久性に関しては、どちらも品質により差がありますが、厚みや加工がしっかりしている商品を選べば長持ちします。
使用頻度や設置場所を考慮して選ぶと失敗しにくくなります。
環境に優しい素材
赤ちゃんが使うものだからこそ、環境や安全性にも配慮したいですよね。
コルクは再生可能な天然素材で、環境にやさしい選択肢のひとつです。
また、EVA素材でも、近年は有害物質を含まないノンホルムアルデヒド仕様の商品が増えていて、安全性に配慮した製品が選べるようになっています。
購入時は、第三者機関の安全基準に合格しているかや、製品の成分表示をしっかり確認することが大切です。
まとめ
・プレイマットは設置が簡単でデザイン性が高く、クッション性に優れる
・ジョイントマットは自由にカスタマイズでき、狭いスペースにも対応しやすい
・安全性を重視するなら、素材の成分やクッション性・抗菌性もチェックを
・ライフスタイルや部屋の広さ、使用目的に応じて選び分けるのがポイント
・EVAやコルクなど素材ごとの特徴やお手入れ方法も、選択時の重要な要素

赤ちゃんが安心して過ごせる環境づくりは、マット選びから。ご家庭にぴったりの1枚が見つかりますように。