雨の日にレインコートを着ていても、フードがすぐ脱げてしまって困ったことはありませんか?
特に風が強い日は、しっかり着ているはずなのに顔や首まわりがびしょ濡れに…💦

そんなプチストレスを解消するために、今回は「フードが脱げないレインコートの対策術」をまとめました。
レインコートの選び方から、便利アイテムの活用法、子供や自転車利用時のコツまで、忙しい日常に役立つヒントが満載です。これを読めば、次の雨の日もきっと安心して外出できますよ。
※参考記事
⇒ 濡れたレインコートの持ち運び問題
強風を乗り切るレインコートの選び方
風に強い素材の選定ポイント
レインコートを選ぶとき、意外と見落としがちなのが「風への強さ」。
雨だけでなく風も強い日には、ペラペラの素材だとすぐにバタついてしまって快適に着られません。
風に強い素材としておすすめなのは、ポリエステルに撥水加工が施されていて、ある程度の厚みがあるタイプです。
ナイロン素材も軽くて便利ですが、薄すぎると風を通しやすいので、表面の加工や裏地の有無もチェックポイントです。

さらに、縫い目やファスナー部分の防水処理がしっかりされていると、強風とともに吹き込む雨にも対応しやすくなります。
着心地も大切ですが、外で長時間着ることを考えると「風+雨」両方に耐えられる設計かを意識すると失敗しにくいです。
フードの重要性と機能
強風の日に特に気になるのが、レインコートの「フード」。
顔まわりが濡れないように守ってくれるフードですが、風で脱げやすいと意味がありませんよね。
そこで注目したいのが、絞り具合を調整できるコード付きのフードや、ツバ付きで視界を確保しつつ顔に雨がかかりにくいタイプです。
また、首元までしっかり閉じられるデザインだと、風の侵入も軽減できます。フードが固定しやすいように、後頭部やアゴ下にストッパーがあるかどうかも選ぶ際のポイントになります。
最近では、帽子のように独立して被れるセパレートタイプや、ヘルメットの上から被れる設計など、シーンに合わせた工夫がされているものもあります。
雨の日のストレスを減らすためにも、フードの機能性はしっかりチェックしておきたいですね。
フードが脱げない方法
フード固定用クリップの活用法
強風でもフードをしっかり固定したいなら、フードクリップが頼れる味方です。
これはレインコートのフードと服の襟元やフロント部分をパチッと留めてくれるアイテムで、簡単に装着できてズレを防ぎます。

持ち運びもしやすく、バッグのポケットに1つ入れておくだけで安心感が違います。
特におすすめなのが、挟むだけのタイプや、コード付きで位置調整ができるタイプ。
荷物が多い日や子どもを連れているときでも、片手でさっと取り付けられるのはありがたいですよね。
最近ではデザインもシンプルなものが増えているので、目立ちすぎず使いやすいです。中にはカラーバリエーションが豊富なものもあり、レインコートの色に合わせて選ぶ楽しさもあります。
クリップの留め具部分に滑り止め加工がされているかどうかも選ぶ際のチェックポイント。
ずり落ちやすい素材のレインコートでも、しっかり固定されて安心感がアップします。
さらに、雨だけでなく強風時のバサバサ感も軽減されるので、屋外イベントや通勤時などのストレスもグッと減らせます。
ゴムバンドを使ったフード固定術
もうひとつの手軽な対策が、ゴムバンドやヘアゴムを使った固定法です。
やり方はとてもシンプルで、フードの両サイドにあるコードやループ部分にゴムを通し、首の後ろで軽く結ぶだけ。
これで風が吹いてもフードがバタつきにくくなりますし、頭にしっかりフィットする感覚が得られます。
市販のゴムバンドを使ってもいいですし、手持ちのヘアゴムやコードストッパー付きのゴムを活用するのもおすすめ。
特にコードストッパー付きタイプは、フィット感の調整がしやすく、長時間着用する日にも便利です。
首元に負担がかからないように、きつく締めすぎないのがポイントです。
この方法は、急な雨や風にもすぐ対応できるのが大きなメリット。

通勤・通学中だけでなく、旅行先やアウトドアなどでも活躍します。道具をほとんど使わずにできるうえ、使い慣れたアイテムで代用できるのでコストも抑えられます。
ちょっとした工夫で、雨の日の不快感をしっかり減らせるのがうれしいポイントです。
子供用レインコートの注意点
子供が安心して着られるデザイン
子供のレインコート選びでまず大切なのは、「着やすさ」と「安心感」。
小さな子供は自分で着脱するのが難しいこともあるので、前開きでスナップボタンや大きめのファスナーがついているものが扱いやすくおすすめです。
また、動きやすさを重視して、袖や裾にゆとりがある設計のものを選ぶと、保育園や学校での活動中もストレスなく着ていられます。

さらに、デザイン面でも子供が「着たい!」と思えるようなかわいい柄やカラーを選ぶことで、自分から進んで着てくれる可能性もアップします。
反射材がついていると、雨の日の視認性も高まり安全性も確保できますよ。
成長が早い子供には、少し余裕のあるサイズ感を選んでおくのもポイント。
フードが大きすぎないか、袖が長すぎないかなど、サイズ調整ができるタイプかどうかも確認すると安心です。
安全性を考慮したフード固定法
子供は大人と違って、走ったりしゃがんだりと動きが活発。
そんなときにフードが脱げて視界が遮られると危険ですよね。そこで活躍するのが、子供用に設計された軽量クリップや、柔らかめのゴムバンドです。
首元に負担がかからないように配慮された設計のものを選べば、長時間つけていても快適に過ごせます。

たとえば、フードの内側にゴムが内蔵されていて軽くフィットするタイプは、強い風でも脱げにくく、かつ締めつけ感が少ないので子供にもやさしい設計です。
また、アジャスター付きのコードがあると調整もしやすく、顔にかかりにくくなります。
安全性を第一に考えるなら、コードの先端にストッパーが付いているか、急な引っ張りでも外れやすい安全パーツが使われているかも確認しておくと安心です。
おしゃれだけじゃなく、機能面でも子供がストレスなく使えるような工夫がされているレインコートを選ぶことで、雨の日のお出かけもスムーズになりますよ。
自転車での雨対策
自転車用レインコートの選び方
自転車に乗るときのレインコート選びで意識したいのは、「視界の確保」と「動きやすさ」。
一般的なレインコートでは、前かがみになったときに足元が濡れたり、フードが後ろにずれたりすることも。
そこでおすすめなのが、ポンチョ型やセミロング丈の自転車専用レインコートです。
手の動きが制限されにくいゆったり設計で、ハンドル操作もしやすく、足元までしっかりカバーされるので雨の侵入を防げます。
さらに、反射材付きで夜間や早朝の視認性が高いものだと、通勤・通学にも安心。

また、自転車用は背中側にマチがあってリュックを背負ったままでも着やすい工夫がされているものもあります。
機能性重視の方は、止水ファスナーやベンチレーションがあるかもチェックポイントです。
フードがめくれない方法
自転車をこいでいると、風の影響でフードが後ろにめくれてしまうのはよくある悩み。
そんなときに効果的なのが、ツバ付き&ドローコード調整機能があるフードです。ツバ付きのフードは、前方の雨をブロックしながら視界もキープできる優れもの。
ドローコードをキュッと締めておけば、風でめくれるリスクも大幅に減らせます。
さらに、顔まわりにしっかりフィットさせるために、アゴ下で留めるストラップが付いていると安心感がアップ。
これがあるだけで、走行中のフードのバタつきがかなり軽減されます。

風の強い日は、キャップやサンバイザーとレインフードを重ねて使うのもひとつの方法。
見た目もすっきりして、前が見えにくくなるストレスも減らせます。
運転時のフード固定テクニック
運転中のフード固定には、ちょっとした工夫が効果的。
たとえば、ヘルメットの上から被れるタイプのレインフードを選べば、ズレにくくて安心です。また、アゴストラップや面ファスナー付きのベルトでしっかり留めることで、風圧に強くなります。
市販のフード固定バンドやクリップを併用するのもおすすめ。
フードの後ろをレインコートの背中部分に固定できると、風の影響を受けにくくなります。

できるだけ視界を遮らず、かつしっかり固定できる位置に留めるのがポイントです。
さらに、事前にミラーやスマホホルダーの位置も確認しておくと、レインコートが干渉しにくく安全性もアップします。
ほんの少しの工夫で、雨の日の自転車もグンと快適になりますよ。
アウトドアシーンでの防水対策
シーン別おすすめアイテム
アウトドアでの雨対策は、シーンによって適したアイテムが変わってきます。
たとえばキャンプやフェスでは、長時間外にいることが多いため、耐水圧が高めで通気性のあるレインウェアが便利です。
上着とズボンが分かれているセパレートタイプは動きやすく、焚き火や料理のときも邪魔になりにくいのがメリット。
ハイキングや登山など、荷物を背負って移動する場面では、リュック対応のレインコートやポンチョタイプがおすすめ。
背中部分にマチがあったり、カバーが付属していたりするタイプだと、荷物までしっかり防水できます。

スポーツ観戦や屋外イベントなら、着脱がスムーズでコンパクトに収納できるタイプが便利。
折りたたんでポケットに入るパッカブル仕様のものだと、突然の雨にもすぐ対応できます。
快適さを保つための工夫
アウトドアで快適に過ごすためには、防水だけでなく「ムレ対策」も重要です。
そこで役立つのが、ベンチレーション機能(通気口)付きのレインコート。湿気がこもりにくく、汗をかいても蒸れを感じにくくなります。
また、吸湿速乾性のあるインナーを重ね着するレイヤリングも効果的。肌に触れる部分が快適だと、天候が変わっても体温調整しやすくなります。
足元も忘れずに、防水スプレーを使ったり、ゲイター(足首カバー)や防水ソックスを取り入れると、靴の中まで濡れるのを防げます。
ちょっとした対策でも、濡れによるストレスはかなり軽減されます。
さらに、持ち歩くと便利なのが、防水ポーチやジップ付き袋。濡らしたくないスマホやタオル、小物類をさっと収納できて、雨でも安心して行動できます。

準備次第で、雨の日のアウトドアも思いきり楽しめますよ。
フードのバリエーションとタイプ
セパレートタイプのメリット
最近増えてきたのが、レインコートとフードが分かれているセパレートタイプ。
このタイプのメリットは、なんといっても自由度の高さ。頭のサイズに合わせてしっかりフィットさせることができ、コートの着脱に関係なく使えるのでとても便利です。
また、帽子のように単体で使えるものも多く、風が強い日や一時的な小雨のときにもさっと取り出して使えるのが魅力。
ヘアスタイルを崩しにくい設計になっているものや、コンパクトに折りたためるものもあり、使い勝手のよさで選ばれています。

セパレートタイプは、顔まわりをしっかりカバーできる構造になっていることが多く、視界の確保と防水性のバランスが取りやすいのも特徴。
雨の日のちょっとした外出にもぴったりです。
ポンチョ型と従来型の比較
レインコートには大きく分けて「ポンチョ型」と「従来型(袖付きタイプ)」があります。
ポンチョ型はゆったりとしたシルエットで、リュックやバッグの上からでもさっと羽織れるのが最大の強み。特に通勤や自転車移動のときに重宝します。
一方で、風が強い日には裾がめくれやすかったり、手元が濡れやすかったりすることも。そうした場面では、袖がしっかりある従来型の方が安定感があり、動きやすさも確保できます。
それぞれにメリットがあるので、使用シーンに合わせて選ぶのが正解。普段使いにはコンパクトにたためるポンチョ型、長時間の着用や強風時にはしっかり防げる従来型、といった使い分けもおすすめです。
ヘルメットと組み合わせた使用法
自転車やバイクを使う人にとっては、ヘルメットとレインフードの相性も気になるポイント。

最近は、ヘルメットの上からすっぽり被れるサイズ感のフードや、専用設計のレインキャップが登場しています。
これらはフード部分に伸縮性や調整コードがあり、フィット感を高めながらズレを防いでくれるのが特徴です。視界を確保しつつ、安全性も高められる設計になっているので、雨の日の走行も安心。
さらに、フードの後ろをクリップでヘルメットに固定するなど、ちょっとした工夫でバタつきやズレを減らすことができます。
安全運転のためにも、ヘルメットと相性の良いフード選びはとても大切です。
レインコートの着用方法とポイント
正しい着用手順と注意点
レインコートをしっかり機能させるには、正しい着用方法が大切です。
まず大前提として、洋服の上から全体を覆えるサイズを選ぶこと。着る順番としては、リュックやバッグを背負う前にレインコートを着るか、リュックごと覆えるデザインを選ぶとより濡れにくくなります。
着用時は、裾や袖口から雨が入らないようにしっかり閉じることがポイント。
袖口がゴムやマジックテープで調整できるタイプなら、手首にフィットさせておくと安心です。
フードをかぶる際は、顔まわりがしっかり覆えるか確認し、ドローコードでフィット感を調整します。視界を妨げないようにツバの角度も見直しておきましょう。
脱ぐときは、濡れた面が内側に触れないように注意しながら丸めて収納。
濡れたまま放置するとカビや臭いの原因になるため、帰宅後は風通しの良い場所でしっかり乾かしてください。
レイヤリングによる快適さの確保
レインコートの下に何を着るかによっても、快適さが大きく変わってきます。

おすすめなのは、通気性・吸湿性の高いインナーを使ったレイヤリング(重ね着)。肌に直接触れる部分には速乾性のある素材を選ぶと、汗をかいてもベタつきにくく快適に過ごせます。
中間層には、温度調整ができる薄手のフリースやパーカーを取り入れると、気温の変化にも対応しやすくなります。寒暖差が激しい季節には、着脱しやすいアイテムを選ぶと便利です。
また、下半身も忘れずに、レインパンツや防水スカートと組み合わせておくと、全身しっかり雨から守れます。
レインコート単体よりも、レイヤリングで調整することで、蒸れやすさや暑さを軽減しつつ快適さをキープできますよ。
まとめ
* フードが脱げにくいレインコートは「素材・厚み・コード調整」がカギ
* クリップやゴムバンドを活用すれば簡単にフード固定が可能
* 子供用は着やすさと安全性の両立がポイント
* 自転車用はツバ付きや視界確保の工夫が重要
* アウトドアでは防水性+通気性で快適さをキープ
* フードの形状やタイプによって適した使い方が変わる
* レイヤリングや正しい着用法も快適さのポイントに

雨の日でも「今日はちょっと快適かも」と思えるようになったら、ちょっと嬉しいですよね。この記事が、そんな一日のお手伝いになれば幸いです。