沈黙のパレードの犯人って誰なのか、犯人の予想をしながら観たのですが私の犯人予想も二転三転し続けました。
予想は裏切るが期待は裏切らないガリレオシリーズ♪

最新作沈黙のパレードが、
本日2022年9月16日に公開されました~!
待ちかねていたので、早速公開初日、観に行ってきました。
「容疑者Xの献身」と同じく、犯人のことを知れば知るほど沈黙のパレードも泣ける映画です。
帰宅してから、改めて沈黙のパレードの予告編とか柴咲コウさんの歌う主題歌「ヒトツボシ」の動画を見直すたびに映画のシーンが思い出され、目がうるうるしてきます。
まずは、ガリレオ《沈黙のパレード》の予告編をチェック!
もうこの予告編を観てるだけで、ワクワク(&うるうる)します♪
さて、
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沈黙のパレードの犯人は誰?
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についてですが、なんとこの映画では3つの事件が展開されます。
映画冒頭で東京の菊野市(架空の街)に暮らしていた女子高生が失踪し、3年後に遺体として静岡県で発見されます。この事件を調べていくうちに、犯人として浮上したのが23年前の女児殺害事件の容疑者だった男。
そして、みんなが「その男が犯人だ!」と思っていた男も殺される。
たまたまガリレオ先生こと湯川学が、研究のために菊野市に長期滞在していて、その犯人と言われた男とも面識がありました。
最初の23年前の事件。
その当時、容疑者を逮捕できた草薙(北村一輝さん)なんですが、容疑者は完全黙秘した上、証拠不十分で無罪になってしまいます。

その時から草薙刑事は、
犯人と確信していたのに有罪に出来なかった。
無罪という判決になったのは自分のせいだ…と後悔し続け、
その重い過去を背負って生きてきたわけです。
そして女子高生の事件が起き、内海薫(柴咲コウさん)は、草薙刑事に協力を求め捜査本部に来てもらいます。
今回の事件の犯人の容疑者が、その23年前の犯人と分かり激しく動揺する草薙。
あまりの動揺ぶりをみて驚いた内海は、草薙に内緒で天才物理学者・湯川学に事件協力を依頼します。
そして…
既に、原作は単行本・文庫本共に販売されているので原作を読めば当然犯人は一目瞭然なんですが、やはり、映画は今日から上映がスタートしたばっかり。

そのため、沈黙のパレードの犯人について本当のネタバレは映画を観てのお楽しみにして欲しいのでネタバレはしないでおきますね。
でも、ヒントはたっぷり散りばめますよ~。
沈黙のパレードの犯人
9年ぶりに相棒を組んだ、天才物理学者・湯川学(福山雅治さん)と新米刑事からベテラン刑事になった内海刑事(柴咲コウさん)
聞いた話では、湯川はテレビドラマの准教授から教授になったということでしたが、その辺は特に触れていなかったです。

17日放送のフジテレビ土曜プレミアムの「ガリレオ禁断の魔術」でそういう話も出るかもしれませんね。
さて、沈黙のパレードの犯人は?
23年前の事件の犯人として捕まった蓮沼寛一(村上淳さん)は、結局証拠不十分ということで裁判で無罪になってしまいます。
でも、限りなくクロです。
そして、新たな事件でも、その犯人と思われる蓮沼が「殺された女子高生」に関わった状況からも限りなくクロ!
犯人!
と、思ったのですが、一旦保釈されているし23年前の事件でも無罪になっていることからも下手に動けません。
でも、その蓮沼が殺されたことで本格的な捜査となり、湯川の名推理と検証の結果、色々と解明されていくのですが、

「あれっ?ということは…蓮沼って少なくても二番目の事件の犯人じゃなかったの?」と、ビックリする展開が待ち受けていました。
最初、この事件は物理学と関係ないと興味を示さなかった湯川ですが、彼ならではの視点から仮説を立て、実験をしてその説を立証していきながら、殺害方法などを解明していきます。
この事件は、やはり湯川が居なかったら謎のままだったかも!?
そして、
二番目の事件の真犯人、三番目の事件の真犯人、

どちらもあれっこの人だと思ったのに…。
ということはこっちの人?
あれっ、これも違うなら、、、この人?
と、頭の中もグルグルしましたよ!

でも、映画の中で見かけた違和感や、ある人のわざとらしい演技は、沈黙のパレードの犯人探しへの伏線になっていました。
どの俳優さんも演技が自然で素晴らしいのに、お祭りの日に現れた女性が妙にわざとらしい動きをしてみせます。
他の人達の演技が良かったので、妙にその女性の行動に違和感を覚え気になったら、やっぱり…って感じでした。
あぁ、もっとズバッと沈黙のパレードの犯人について教えたいのですが、残念!
是非、映画館でハラハラ・ドキドキしながら観るか、先にネタバレを知ってから映画を観たい人は、原作を先に読んでから映画館に行ってくださいね。
沈黙のパレードの原作と主題歌
ガリレオ《沈黙のパレード》の原作は、もちろん東野圭吾さんの同名の小説♪
単行本は、2018年10月10日文藝春秋より発売されています!

文庫化の希望が多かったので、
遂に2021年9月1日に文庫本も発売されました♪
文庫本だと気軽に読めますね。
また、作者の東野圭吾さんは、2018年12月13日号の特集のインタビューで「湯川でさえ、てこずる謎は執筆の壁も高かった!」の中でこう答えています。
「これまでのガリレオの長編で湯川が対峙してきたのは、親友の天才数学者や非論理的な女性、気まぐれな少年たちでした。今回は、被害女性を愛した、善良で平凡な普通の人々にしようと。彼らが力を合わせたら、湯川でさえも手こずるような謎がうまれるのではないかと考えたのですが、実際に書こうとしたときに、相当な壁の高さを感じました」
原文:本の話 東野圭吾インタビュー記事(https://books.bunshun.jp/articles/-/4572?page=2)より
主題歌はKOH+のヒトツボシ
沈黙のパレードの主題歌は、テレビドラマの時のエンディングの「KISSして」とか「最愛」と同じく、福山雅治さんの作詞作曲で、歌うのは内海刑事役の柴咲コウさん。

福山雅治さんと柴咲コウさんのユニット「KOH+」による主題歌「ヒトツボシ」です。
こちらのMVでも、沈黙のパレードの映画の一部がチラチラッと出てきてついつい観いってしまいますね♪
このヒトツボシ(北極星)は、福山雅治さんが柴咲コウさんに当て書きをした曲で、歌詞は、沈黙のパレードのストーリーに呼応する内容になっています。
沈黙のパレードは泣ける映画
両親はもちろん、周りの人達に愛情いっぱい注がれて育った女子高生がとても悲しい死を遂げるところからスタートする沈黙のパレード。

その女の子の魂を救済すること、
そして彼女を愛していた人達がこれからの人生で迷わないように、
その子の魂が北極星となり救済できるように!
という気持ちを込めてレクイエムとして作ったそうです。
福山雅治さんは、もともと柴咲コウさんの歌声が好きで、彼女の声なら良い曲になりそうという思いで作ったと話していました。
この曲を聞きながら映画を思い出したら、また泣けてしまいました。

実は、今日の映画は冒頭から涙がじわっじわっと出てきてしまい、
もう何度涙を拭いたことか。。。。
ガリレオ・沈黙のパレードは泣ける映画でした。
沈黙のパレードのキャスト
映画・ガリレオ沈黙のパレードのキャストは、こちらの「ガリレオヒストリー」の後半で観ることができます♪
それにしてもすっかり忘れていましたが、内海薫刑事(柴咲コウさん)と天才物理学者・湯川学(福山雅治さん)の出会いで、こんな大接近のシーンがあったんですね。
またガリレオシリーズを全部見直したくなりました!
主なキャスト
ガリレオ史上最多の登場人物。
もう芸達者な俳優さん揃いでスゴイです♪

そしてテレビのドラマシリーズでは殆ど出演シーンがなかった内海刑事の先輩刑事で、かつ湯川学の親友・草薙俊平(北村一輝さん)がかなり重要な役割として登場します。
北村一輝さんというと最近はドラマ「テッパチ」で八女中隊長を演じ、色々ツッコミどころが多いドラマの中で安定した演技を見せてくれてました。
さて、沈黙のパレードのキャストの話に戻ります。
湯川学(福山雅治さん)
内海薫(柴咲コウさん)
草薙俊平(北村一輝さん)
そして、今回の主舞台東京の菊野市(架空の街)の人達
《並木家》
並木祐太郎(飯尾和樹さん)
菊の商店街にある料理店「なみきや」の店主
料理の腕もよく人望も厚く、菊野市商店街でもみんなに愛されるお店で繁盛している。

演じているのはお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹さん。
私が初めてずん飯尾さんの演技を見たのは、堀北真希さん(夫は山本耕史さん)が2013年に演じた「ミス・パイロット」というドラマで滑走路周辺で鳥が飛行機のエンジンの中に入らないようにするため苦戦する役で、なかなか良い味出してました。
そして、石原さとみさん主演の「アンナチュラル」では、臨床検査技師として井浦新さん演じる中堂の暴言に怯えながらも頑張る役どころでこちらも人気がありましたね。
一転、今回の沈黙のパレードでは苦悩する父親役をとても好演されています。
並木真智子(戸田菜穂さん)
並木祐太郎の妻。接客も調理もしながらなみきやを切り盛りしています。

それにしても
戸田菜穂さんってなんだか薄幸な役どころが多いですね。
並木佐織(川床明日香さん)
今回、大変悲しい死を遂げる女子高生。歌が得意でお祭りで緊張しながらもすごい美声で歌い上げ審査員をしていた新倉夫妻に見初められデビューしないかと話を持ちかけられます。周りの人達に、とってもとっても愛されて育ちました。
並木夏美(出口夏希さん)
佐織の3歳下の妹

沈黙のパレードの犯人と見られる蓮沼が「なみきや」に訪れた時、元気よく「いらっしゃいませ~」と言った後、蓮沼と分かり凍りつくシーンや、草薙刑事がなみきやに蓮沼が証拠不十分で釈放されてしまったと報告しに行った時、両親の後ろでグッと悲しみと悔しさに耐えているシーン、とてもその苦しさが伝わってきて、これからが楽しみな女優さんです。
《菊野商店街の関係者》
戸島修作(田口浩正さん)
食品加工・トジマ屋フーズ社長で並木祐太郎の同級生。佐織が産まれた時からおむつ替えまでするほど佐織のことを大事に見守ってきた並木家とは家族ぐるみの親しい仲。今回の映画では、戸島の会社で所有している様々な冷凍設備のうちのあるモノが重要な役割をもちます。
新倉直紀(椎名桔平さん)
佐織の歌の才能を見抜きデビューさせスターに育てようと画策する。才能のある若い人材を育てることに尽力していて、佐織の歌のレッスンにもかなり熱心な指導をし続けた人物。
新倉留美(檀れいさん)
直紀の妻。もとはといえぱ直紀が昔やっていたバンドの歌手だったけどあまり売れず…。今は若い才能を育てる夫を陰で支え続ける。
高垣智也(岡山天音さん)
佐織の恋人(佐織に一目惚れ)。菊野市にある印刷会社のデザイン部に勤務。今回の重要な役割を果たす菊野商店街のお祭りのパレード(キクノ・ストーリー・パレード)のポスターなどを作りました。
宮沢麻耶(吉田羊さん)
菊野商店街にある老舗の本屋「宮沢書店」の店主。菊野のパレードではチーム菊野を取り仕切っています。高垣の会社にパレード告知のポスターを依頼します。
《23年前の事件関係》
本橋優奈
東京足立区の自宅近くの公園に遊びに行ったきり行方不明になり、約4年後に奥多摩の山中で白骨死体となって発見された。失踪当時は12歳。
本橋誠二
優奈の父親。
本橋由美子
優奈の母親。優奈を殺害した犯人がわかったのに立証できず無罪になったことにショックを受け自殺してしまいます。
蓮沼寛一(村上淳さん)
優奈の殺害容疑で草薙刑事たちが逮捕するも、完全に黙秘を貫き、しかも証拠不十分で無罪となった人物。
父親は警察が白状至上主義だった時代の刑事で小さい時からそういう話を自慢げに聞かされ育つ。映画では「警察が産んだモンスター」と表現されていました。
今回の佐織殺害の事件でも元々素行が悪かったこともあり犯人と疑われ、容疑者として浮かび逮捕されたのですが、、
やはり沈黙を守り結果的に釈放。
その後、当てつけるように菊野市に舞い戻り事件前の会社の同僚・増村の家に家賃半分出すからと同居させてもらいます。
その後、「なみきや」に顔を出すなど嫌がらせをするけれど、その時なみきやには佐織のことが大好きだった人達が集まっていてお祭りの話で盛り上がっていたところに、蓮沼登場でその場は凍りついてしまいます。(ちょうど湯川も夕飯食べに来ていた)
蓮沼のふてぶてしい態度にみんなはらわたが煮えくり返るような思いをしますが、ひとまずその場ではみんな何とか我慢します。
しかし、キクノ・ストーリー・パレードの最中、増村と住んでいた家の一室で何者かに殺害されたのでした。
増村栄治(酒向芳さん)
蓮沼の元同僚。釈放されて住むところが無い蓮沼に頼まれ部屋を貸してあげる。(事務所跡のような小屋のような家で貸してあげた部屋は奥の納戸のような部屋)
蓮沼が殺害された時の第一発見者。
湯川は内海刑事から、この増村の話を聞いた時に「そんな男でも友達がいたんだ…」とちょっと興味を示します。←伏線
これ以上書くと、ネタバレになっちゃうのでお口チャックですが、笑

まさに、ガリレオシリーズの《予想は裏切るが期待は裏切らない》展開で、二転・三転どころか、何回予想を裏切ってくれたことか…。
佐織殺害犯人の謎解き。
是非、映画館で予想はしながら観てくださいね♪
ガリレオの新相棒に新木優子!?
明日、9月17日にテレビで放送されるガリレオスペシャルドラマでは、新相棒に新木優子さんが登場するようですね。
スペシャルドラマは《ガリレオ禁断の魔術》
「姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。!
かつて湯川が指導した、高校の物理クラブの後輩・古芝伸吾が帝都大に入学してきた。だが彼は早々に大学を中退してしまい、その影には彼の姉の死が絡んでいたらしい。その頃、フリージャーナリストが殺された。その男は代議士の大賀を執拗に追っており、大賀の番記者が伸吾の死んだ姉であったことが判明した。草薙は伸吾の姉の死に大賀が関与しており、伸吾が大賀への復讐を企んでいると警戒する。湯川はその可能性を否定しつつも、伸吾が製作したある“装置”の存在に気づいていた。「私は君にそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない」――湯川と愛弟子の対決の結果は!?」
参照元:
原文URL:amazonに記載の書籍のデータベースより
放送は、フジテレビ系土曜プレミアム
9月17日21時~23時10分
新木優子さん以外にも、
北村一輝さん、村上虹郎さん、森七菜さん、朝倉あきさん、平原テツさん、中村雅俊さん、鈴木浩介さんとそうそうたるメンバーです♪

そして、今回の映画沈黙のパレードには登場しなかった、
湯川の助手・栗林役の渡辺いっけいさんも登場!
今から楽しみです♪
沈黙のパレードにさくらももこ?
沈黙のパレードを観終わり、最後のエンドロールを観ていて「おやっ?」と思いました。
それは、
さくらももこプロダクションと表記があったからです。
あれ?さくらももこさん関係のものって出てた?
さくらももこさんといえば、ちびまることかが有名ですが…。

帰宅してから気になって調べたのですが、関連付ける内容を探すことはできませんでした。私の見間違い?
なんだか自信がなくなってきましたが、
私が想像するに、キクノ・ストーリー・パレードで現れた巨大な風船。菊野市のシンボルマークとか言ってましたが、蛙(カエル)のゆるキャラ?
お祭りで小さな可愛いうちわも登場しますが、これもこのカエルのイラストでした。
さらには、佐織が殺されたとされる公園にあったモニュメントにも、このカエルが…。
確か、エンドロールでさくらももこプロダクションというクレジットが出た後、このカエルのイラストが出てくるくる回っていたような…。

それで、あのカエルはさくらももこプロダクションで手掛けたキャラクターなのかな~と思ったのですが、どうなんでしょう。
気になる~。
沈黙のパレード感想まとめ
沈黙のパレードは映画のため、やはりどうしてもドラマとは構成が違います。
実際に、湯川の推理&実験で事件解決の糸口が見つかるのは、ガリレオシリーズで同じなのですが、、、

残念だったのは、例の湯川がひらめいた時に、あのジャンジャンジャーン♪という曲と共に辺り構わず数式を書きまくるシーンがなかったことです。
もちろん、
湯川が書く数式なんてちんぷんかんぷんですが…笑
それでもあのメロディが流れる中、数式を書きまくるあのシーンは私にとってガリレオシリーズの見せ場みたいなものなので、あのシーンが最後まで出てこなかったのは残念!
数式を書いて見事に解明していくシーンが無いため、どちらかというと「刑事ドラマ」という感じ?
その分、物語の描写がとっても丁寧でした。
殺害される女子高生が(もちろん妹もですが)、どんなにこの菊野市の人達に愛されて育ったかが回送信シーンをふんだんに入れて、もう言葉は要らない!というくらい丁寧な描写でした。

この記事の冒頭にアップさせていただいた、
《沈黙のパレード》の予告編を観ると、
映画館での感動が蘇り、
また観に行きたくなりました♪