この記事の要点
- 映画【イチケイのカラス】とイージス艦
- 映画【イチケイのカラス】のカラスとは?
- 映画【イチケイのカラス】は【ヒーロー】のパクリ?
映画イチケイのカラスが上映されてますね♪

リーガル系のドラマや映画が好きなので、観てきました!
夫もドラマ・イチケイのカラスは好きで観てたのですが、映画の予告でイージス艦が出てきて、まるで防衛省が悪者っぽい演出のシーンがあり、複雑だったようです。
※元自衛官なので、自衛隊関係の話にはちょっとうるさい。
ちなみに、映画イチケイのカラスは、ドラマを観ていなくてもそれなりに楽しめるかと思いますが、、、
もしもドラマを観ていない場合は、先におさらいしてから観ることをお勧めします。
⇒ ドラマ【イチケイのカラス】の原作
※Amazonの原作コミックやノベライズ等の紹介ページ。

内容を知って映画を見たほうが、
人間関係や決め台詞のおもしろさが増しますよ♪
映画【イチケイのカラス】とイージス艦
映画イチケイのカラスに最初の方でイージス艦は出てきますが、既にイージス艦が登場する前にどんな事故なのか分かるような演出から映画はスタートしました。

なので、自衛隊を悪者風にする内容だと嫌だな…と言っていた夫でしたが、その冒頭のシーンでイージス艦側は悪くないと分かり、安心して観ることができたようです。
イージス艦と貨物船との衝突事故が起きますが、謎だらけ!?
本当の原因がよく分からないまま、貨物船からぶつかってきたということで一件落着にさせられた…というどうにもスッキリしない幕引きされた事故。
納得がいかない貨物船の船長の妻(田中みな実さん)は、防衛大臣(向井理さん)を待ち伏せし執拗に話しかけます。
追い払われた時に隠し持っていた包丁が地面に落ち、(ちょっとど忘れしちゃったけど)包丁を拾ったところを取り押さえようした秘書官の手を切ってしまい傷害罪で捕まります。
その裁判の裁判官が入間みちお(竹野内豊さん)。
「絶対に夫は事故を起こすような人間ではない」ということを主張しつづけるので、入間みちおは「真実がハッキリしたら自分の罪を認めますか?」と問うと船長の妻はうなずきます。
でも、、さすがに国家権力に対しいつものように「職権を発動します」とは行きません。
それでも頑張って真実を探ろうとしますが、結局、刑事裁判官から民事裁判官に異動させられてしまいます。

イチケイのカラス ならぬ イチミンのカラス!?
最終的にイージス艦の中で行われていたことは国家機密で、日本のために秘密にしないといけなかったことが、防衛大臣から入間みちおは告げられます。
これで、よりイージス艦側は悪くないことや、防衛省側としては秘密を守られなければならなかった辛い立場にあったことなどが解明されます。
このイージス艦の話はこれ以上はネタバレすぎるのでここまで。^^;
そして、その一方で坂間千鶴(黒木華さん)は、裁判官他職経験の制度を活用し、たまたま入間みちおが赴任していた岡山県の日尾美町の法律事務所に弁護士としてやってきます。
そこで取り扱った事件から派生して、ある工場が関わる事件に巻き込まれます。
この工場の事件は冒頭に出たイージス艦にぶつかった貨物船内で起きたことと深く関わっています。
こちらもこれ以上話すとネタバレすぎるので、、、続きは映画館でハラハラドキドキしながら観てみてくださいね♪

ただ…この貨物船内で起きていた出来事の解明が、沈んだ船の状態からどうやってわかったのかがちょっと無理矢理感がある「真相」だったので、少しスッキリしない点でした。
映画【イチケイのカラス】のカラス
そもそもイチケイとは、東京地方裁判所第3支部の第1刑事部の通称です。
もともとドラマはこの第3支部で裁判官をしていた入間みちおのところに、坂間千鶴が異動でやってくるところからスタートしています。
それで、イチケイで取り扱った事件を解決していくドラマなので名前がイチケイのままです。

イチケイのカラスのカラスは、八咫烏(ヤタガラス)を意味すると言われています。
八咫烏は別の名を「導きの神」と呼ばれていることから、裁判官達も【法のもと、人々を正しい方向に導く】お仕事なのでカラスを出しているようです。
ドラマの中で、入間みちおが坂間千鶴に
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イチケイのカラスになれ!坂間千鶴!
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と言ったシーンもありました。

あまりにも頭が硬く、書類の上でしか判決をくださない傾向がある坂間千鶴に、じっくりたっぷり事件と向き合い、もっともっと悩んで答えを導き出せ。と伝えているのだと思います。
ちなみに、映画の中で、坂間千鶴がカラスに襲われるシーンがありました!
私も、同じようにカラスに襲われたことがあるのでドキドキしました。あれは、トラウマになりますよ。
その後もまたカラスに襲われそうになりますが、その時は事件解明に向け積極的に動いていた時だったからか襲われずに済みました。
この辺りもカラスの存在に意味をもたせたのかも!?

あと、裁判官が裁判の時に着る法衣も、真っ黒ですね。
これは黒は何色にも染まらないというところから黒色になったという話もあります。
黒といえば、カラスも黒!
色々なところでカラス繋がりがありますね。
映画【イチケイのカラス】とヒーロー!?原作はある?
一部ではイチケイのカラスとキムタクが検事を演じた「ヒーロー」は似ている、イチケイのカラスはヒーローのパクリでは?という話も出ています。
似ている所は、入間みちおも、ヒーローの久利生公平も、徹底的に納得いくまで調べあげる姿勢。
入間みちおは、ふるさと納税の返礼品が大好きで仕事場にたくさん持ち込んでいる。
久利生公平は通販大好きで、しょっちゅう通販で何かを買っては仕事場に持ち込んで置いている。
学歴も、2人とも中卒。
ちなみに、坂間千鶴は東大法学部卒業という設定です。

設定的にだいぶ似てるといえば似てるけど、、でも、パクリとはいえないと思います。
そういえば、今回の映画イチケイのカラスで、鼓笛隊が行進するようなシーンがあったのですが、、
あの鼓笛隊の制服、紺色に金色のラインが入った服なんですが、、
見ていたら、ガリレオの映画「沈黙のパレード」で同じように鼓笛隊の行進(パレード)のシーンがあり、同じ服に見えちゃいました。
同じフジテレビジョンの映画だから?
ヒーローより、沈黙のパレードとの関係の方も気になりました。
イチケイのカラスのまとめ
映画イチケイのカラスを見て、色々な伏線もあり、ちゃんと伏線回収もあったし。

坂間千鶴が、人権派弁護士の月本信吾(斎藤工さん)と事件解決に向け色々探っていくうちに、ほのかに彼に恋心を抱くシーンが可愛かったです♪
深刻な話の合間に、クスッと笑えたり、ほのぼのとしたり、たっぷり楽しめる映画でした!